HSK2は、基礎語彙と文法を使い、少し長い会話や文の関係を理解できるかを確認する試験です。2026年7月時点の通常試験は、リスニング35問と読解25問の計60問です。HSK 3.0は試行段階で、公式案内では2026年の通常試験は現行方式を継続しています。受験回の方式は申込時に確認してください。
2026年の通常HSK2の構成
| 科目 | 問題数 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 听力/リスニング | 35問 | 約25分 |
| 听力解答の転記 | — | 3分 |
| 阅读/読解 | 25問 | 22分 |
| 受験者情報の記入を含む全体 | 60問 | 約55分 |
最新の構成は中国語試験サービス公式HSK2ページで確認できます。全体時間と実際の解答時間を分けて理解し、受験方式ごとの案内も読みます。
得点と合格基準
| 得点 | 基準 |
|---|---|
| リスニング | 100点満点 |
| 読解 | 100点満点 |
| 合計 | 200点満点 |
| 合格基準 | 合計120点以上 |
成績の有効期間は公式ページで試験日から2年間と案内されています。提出用途がある場合は、提出先の期限や必要級も別に確認します。
HSK1とHSK2の違い
| 項目 | HSK1 | HSK2 |
|---|---|---|
| 合計問題数 | 40問 | 60問 |
| リスニング | 20問 | 35問 |
| 読解 | 20問 | 25問 |
| 会話 | 短い語句・文が中心 | 二文以上の会話や情報関係が増える |
| 読解 | 絵や短文との対応 | 空所補充、内容判断、文の対応が増える |
単語が増えるだけではありません。否定、時間、場所、数量、理由、比較などを文の中で素早く処理する必要があります。
HSK 3.0試行との違いを確認する
2026年1月31日に一部会場でHSK 3.0の試行試験が行われましたが、公式通知では通常の2026年試験は現行方式を継続し、正式開始時期は別途通知とされています。
申込前に確認:受験日、会場、試験名称、通常試験か試行か、紙試験かコンピューター試験かを公式画面で確認します。
移行情報は公式のお知らせを優先します。
HSK2で必要になる聞き取り
- 一文を聞き、絵や内容が合うか判断する。
- 二人の短い会話から、人物・場所・予定・理由を取る。
- 複数文の会話で、最後の質問へ答える。
- 数字、時刻、曜日、値段、数量を聞き分ける。
- 不・没・还没などの否定を聞き落とさない。
最初に出た情報が最終回答とは限りません。「最初はAの予定だったがBへ変わった」という会話では、变化語や最后の決定を聞きます。
HSK2で必要になる読解
- 文と絵を対応させる。
- 文脈に合う語を空所へ入れる。
- 二つの文の内容が一致するか判断する。
- 質問と答え、原因と結果など関係する文を組み合わせる。
- 語順と機能語から文の中心を見つける。
日本語の漢字知識だけで選ばず、主語、時間、否定、動詞、目的語、補語を確認します。
語彙はHSK1から積み上げる
HSK2対策では、HSK2で追加される語だけを覚えても不十分です。HSK1の基礎語を、より長い文の中で素早く認識できる必要があります。受験方式の公式語彙資料を使い、次の組み合わせで記録します。
| 語 | 組み合わせ | 例文 |
|---|---|---|
| 已经 yǐjīng | 已经…了 | 我已经吃饭了。 |
| 因为 yīnwèi | 因为…所以… | 因为下雨,所以我没去。 |
| 比 bǐ | A比B+形容詞 | 今天比昨天冷。 |
| 一起 yìqǐ | 一起+動詞 | 我们一起去吧。 |
優先して復習する文法
- 不と没、还没、已经…了。
- 了と过の基本的な違い。
- 在の場所・所在・進行。
- 会・能・可以、想・要。
- 数+量詞+名詞、時刻、期間、回数。
- 比を使う比較と程度表現。
- 因为…所以…、但是、所以などの文のつながり。
- 結果補語や方向補語の基本的な組み合わせ。
文法項目を単独で読むだけでなく、短い会話の中でどの情報を変えているか確認します。
一日40分のHSK2学習
- 8分:HSK1を含む既習語を例文で再現する。
- 10分:短い会話を解き、人物・時間・最後の決定をメモする。
- 8分:台本を確認し、聞こえなかった一文を音読する。
- 10分:読解を形式別に解き、根拠となる語へ印を付ける。
- 4分:誤りを語彙・音・文法・時間配分へ分類する。
新しい語彙だけの日を作らず、毎回必ず音声と短文へ戻します。学習時間が短い日は、復習・音声・読解を各5分に縮めても、三技能の接続を切らないようにします。
リスニングを伸ばす四段階
- 初回:台本なしで人物・場所・結論を取る。
- 分析:台本で未知語、変調、音のつながり、否定を確認する。
- 再現:意味のまとまりごとに音読し、一文をまねる。
- 再聴:台本を閉じ、質問への答えを中国語で短く言う。
一つの音声を長時間聞き流さず、30秒〜1分程度の素材で原因を修正します。
本番形式で練習する順番
最初は形式ごとに時間を測らず解き、何を判断する問題かを理解します。次に科目単位で時間を測り、最後にリスニングから読解まで通して解きます。紙試験なら解答転記、コンピューター試験なら画面操作も練習に含めます。
本番では一問の失敗を次の問題へ持ち込まないことが重要です。聞き逃したら選択肢を決めて切り替え、読解では長く迷う問題へ印を付けて、残り時間とのバランスを取ります。
読解で文の関係を見る
小王今天没来上课,因为他生病了。
王さんは今日授業へ来ませんでした。病気だからです。
谁:小王/什么时候:今天/どうした:没来上课/なぜ:因为他生病了。日本語訳を作る前に、設問が人物・時間・行動・理由のどれを尋ねるか判断します。
6週間の勉強計画
| 週 | 中心 | 目標 |
|---|---|---|
| 1週目 | HSK1語彙・発音・基本文の再確認 | 短文を音で即座に理解 |
| 2週目 | HSK2語彙と量詞・時間表現 | 数量情報を聞き取る |
| 3週目 | 不・没・了・过・在 | 出来事の時間と状態を区別 |
| 4週目 | 会話リスニングと短文対応 | 最後の質問に答える |
| 5週目 | 読解形式別練習 | 文の関係を素早く判断 |
| 6週目 | 模擬問題、時間配分、誤答復習 | 全問へ触れ、弱点を限定 |
HSK1の内容が不安定なら、最初の週を延長します。新しい語彙数より、既習語を音と文で取り出せるかを優先します。
模擬問題で見る数字
- 総合正答率だけでなく、リスニングと読解を分ける。
- リスニングは語彙不足と音の認識不足を分ける。
- 読解は語彙・語順・否定・急ぎすぎを分ける。
- 一問に使いすぎた時間を記録する。
- 同じ誤りが三回出た文法だけを翌週へ戻す。
受験直前の確認
- 受験方式と最新の公式案内を確認した。
- 短い会話の人物・場所・時間・結論を取れる。
- 否定と数量を聞き落としにくい。
- 読解の全形式を一度は時間内で解いた。
- ピンインを見ずに基本語を聞き取れる。
- 受験票、本人確認書類、会場、開始時刻を確認した。
よくある失敗
- HSK1の基礎語を復習せず、追加語だけを覚える。
- 漢字の意味だけで読解を解き、語順と否定を見ない。
- 長い会話の最初の情報だけで答える。
- 声調なしで語彙を覚え、リスニングで認識できない。
- HSK 3.0の試行情報と通常試験を混同する。
- 模擬問題を採点するだけで、誤答原因を分類しない。
HSK2へ進む前のセルフチェック
- HSK1形式の問題を時間内に安定して解ける。
- 自己紹介、日課、予定を短い中国語で説明できる。
- 不・没、是・有・在、吗・疑問詞を区別できる。
- 一分程度の初級会話から、誰が何をするかを取れる。
- HSK2の公式形式を一度解き、最も弱い分野を特定した。
中国語を順番に学びたい方へ
まずはこの記事の例文と練習を終えてください。発音・声調・文法・会話・HSK対策を順番につなげたいときは、日本語ネイティブ向け中国語教科書の制作状況を確認できます。
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