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中国語の長い文を読むコツ:主語・述語・修飾語を見つける

中国語の長い文は、最初から自然な日本語へ訳そうとすると中心を見失いやすくなります。まず主節の主語と述語を探し、次に時間・場所・否定・助動詞を確認します。その後で、的の前にある修飾節、把・被構文、動詞後の補語を切り分けます。読む順番を固定すると、未知語があっても文の骨格を保てます。

最初に主節の述語を探す

我昨天在书店买了一本很有意思的中文书。

主語:我
時間:昨天
場所:在书店
述語:买了
目的語:一本很有意思的中文书

中心は「我买了书」です。昨天、在书店、一本、很有意思的、中文は情報を追加しています。最初から「私は昨日書店で…」と訳す前に、誰が何をしたかをつかみます。

時間・副詞・場所は述語の前に集まりやすい

主語+時間+副詞・否定+助動詞+在場所+動詞+目的語+補語

他明天可能不在公司参加会议。
他/明天/可能/不/在公司/参加/会议

述語参加を見つけたら、その前の明天・可能・不・在公司を順に戻って確認します。中国語では動詞前の情報が長くなっても、中心動詞を見失わないことが大切です。

的を見たら後ろの中心名詞を探す

我昨天在图书馆借的那本书很有意思。

中心名詞:书
どの本:我昨天在图书馆借的
主節:那本书很有意思

的の前は「私が昨日図書館で借りた」という説明で、後ろの书を修飾します。最初の我を文全体の主語だと決めつけず、的までが名詞説明だと区切ります。

長い修飾節を後ろから確認する

老师昨天给我们介绍的学习方法
中心:方法
種類:学习方法
誰が紹介:老师
いつ:昨天
誰に:给我们
動作:介绍

中国語は修飾語が名詞の前へ長く伸びます。中心名詞から的の前へ戻ると、どの情報が名詞を説明しているか見えやすくなります。

把を見たら目的語と結果を探す

我已经把老师昨天布置的作业做完了。

主語:我
副詞:已经
把の目的語:老师昨天布置的作业
動詞+結果:做完了

まず「我把作业做完了」をつかみ、老师昨天布置的が作业を説明していると分けます。把の後ろを日本語の「を」に置き換えるだけでなく、動詞後の結果補語を確認します。

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被を見たら受け手・行為者・結果を探す

放在桌子上的杯子被弟弟打破了。

受け手:放在桌子上的杯子
行為者:弟弟
動作+結果:打破了

「机の上に置かれたコップが、弟に割られた」という文です。被の前が影響を受ける対象、被の後ろに行為者、最後に動作と結果が来ます。

動詞の後ろは目的語だけではない

後ろの要素働き
結果補語看完、听懂、找到動作の結果
方向補語走进去、拿出来移動方向
程度補語说得很快動作の程度
時間量学了三年動作の継続時間
回数去过两次動作の回数

動詞の直後をすぐ目的語だと判断せず、補語が動詞と一組になっていないか確認します。

接続語で文と文の関係を見る

関係目印
原因→結果因为…所以…因为下雨,所以比赛取消了。
逆接虽然…但是…虽然很累,但是他还在工作。
条件如果…就…如果明天下雨,我们就不去。
追加不但…而且…他不但会说,而且会写。
順序先…然后…先吃饭,然后学习。

接続語を見つけると、二つの節が原因・対比・条件のどれでつながるか予測できます。

一文が長いのか、複数の節なのかを分ける

虽然今天下雨,但是我们已经决定去,所以大家还是按原来的时间在车站见面。

譲歩:虽然今天下雨
主張:但是我们已经决定去
結果:所以大家还是按原来的时间在车站见面

節ごとの役割を短くメモし、最後に全体をつなぎます。最初から一語ずつ訳すと但是と所以の流れを見失います。

这・这样・其中が何を指すか戻る

很多人用手机学习中文。这种方法很方便,但是也容易分心。

这种方法=スマートフォンを使って中国語を学ぶ方法

指示語の意味を辞書だけで決めず、直前の文や段落へ戻ります。指示対象を誤ると、その後の評価もずれます。

省略された主語を文脈から補う

小李下班以后去了超市,买了水果和牛奶,然后回家做饭。

去了・买了・回家・做饭の主語は、話題が変わらない限り小李です。中国語は同じ主語を繰り返さないため、動作ごとに新しい主語を探さないようにします。

未知語があっても骨格を保つ

知らない語をすぐ全て辞書で引かず、まず品詞と位置を推測します。

  1. 主語と述語が分かるか。
  2. 未知語は名詞・動詞・形容詞・副詞のどれに見えるか。
  3. 否定、数量、接続関係へ影響する語か。
  4. 設問に必要な部分か。
  5. 最後に辞書で語全体と例文を確認する。

長文を読む6段階

  1. 句読点と接続語で節を分ける。
  2. 各節の述語を丸で囲む。
  3. 述語の主語を確認する。
  4. 的の修飾節、把・被、在場所を括る。
  5. 動詞後の補語・数量・了・过を確認する。
  6. 各節を短く要約し、全体の関係をつなぐ。

設問から必要情報を決める

読解問題では、全文を完璧に訳す前に、設問が人物、時間、理由、結論、筆者の態度のどれを尋ねるか確認します。根拠のある節へ戻り、選択肢の言い換えと本文を比べます。

段落では各文の役割を短く書く

现在很多人用手机学习外语。手机很方便,可以随时听音频、查单词。但是,如果一直看手机,也容易分心。因此,学习时最好先决定要做什么。

第1文:話題提示
第2文:利点
第3文:問題点
第4文:提案

一文ずつきれいな日本語へ訳すより、「話題→利点→問題→提案」と矢印でつなぎます。設問が筆者の提案を尋ねるなら、因此の後ろを根拠として確認できます。

段落の要約は中国語の中心語を残す

要約するときは、原文の主語・中心動詞・結論語を残し、日本語で十〜二十字程度にします。細かい例や形容を全て写さず、次の段落との関係が分かる地図を作ります。長文全体を読んだ後、その地図と設問を照合します。

よくある間違い

  1. 一語目から日本語の順に訳す。
  2. 最初に出た名詞を文全体の主語と決める。
  3. 的の前の主語を主節の主語と混同する。
  4. 動詞後の補語を目的語だと思う。
  5. 把・被を見ても結果まで読まない。
  6. 接続語を飛ばし、原因と結果を逆にする。
  7. 这・这种の指示対象を確認しない。
  8. 未知語を全部調べるまで先へ進まない。

練習問題

  1. 我昨天在书店买了一本书の主語・時間・場所・述語・目的語を分ける。
  2. 我昨天买的书很有意思の主節を答える。
  3. 我把老师介绍的书看完了の把目的語と結果を答える。
  4. 放在桌上的杯子被弟弟打破了の受け手・行為者・結果を答える。
  5. 因为下雨,所以比赛取消了の関係を答える。
  6. 長文で最初に探すものを一つ答える。
  7. 未知語があったとき、辞書より先に確認することを答える。
  8. 的の後ろから読む利点を説明する。

解答例: 1 我/昨天/在书店/买了/一本书。2 书很有意思。3 老师介绍的书/看完了。4 杯子/弟弟/打破了。5 原因→結果。6 主節または各節の述語。7 品詞・文の骨格・設問との関係。8 中心名詞を先に確定し、前の修飾範囲を区切れるため。

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