中学英語をやり直すとき、教科書を最初から読み直すだけでは、自分がどこで止まっているか分かりにくいものです。まず復習したいのは、英文を作るたびに使う五つの土台です。単元名を覚え直すより、見分ける・形を変える・自分の文を作るの三段階で確認します。
先に10問の診断をする
- She is tired. を否定文にする。
- They play soccer. を疑問文にする。
- He study English. を訂正する。
- I went to Kyoto yesterday. の動詞と時制を答える。
- 「私は今、夕食を作っています」を英語にする。
- 「彼女はその本を読みましたか」を英語にする。
- I can swim. のcanが文へ加える意味を答える。
- I want to travel. のto travelの役割を答える。
- The movie was interesting. の主語・動詞・説明語を分ける。
- 「私は駅で友達に会いました」を英語の語順で作る。
答えは記事の最後にあります。正解数だけでなく、なぜその形になるか説明できなかった番号を、復習の開始点にします。
1 主語と動詞を最初に見つける
英文の中心は「誰・何が」と「どうする・どんな状態か」です。長い文でも、まず主語と述語動詞を探します。
My brother works at a bank.
主語:My brother/動詞:works
The students in this room are quiet.
主語:The students in this room/動詞:are
The book on the desk belongs to me.
主語:The book on the desk/動詞:belongs
名詞が複数あっても、動詞の直前の名詞だけを主語だと決めません。前置詞で始まるin this roomやon the deskは、前の名詞へ情報を足しています。
2 be動詞と一般動詞を分ける
| 種類 | 役割 | 否定・疑問 |
|---|---|---|
| be動詞 | 人・物の説明、状態、場所を主語と結ぶ | is not/Is she …? |
| 一般動詞 | 動作、習慣、所有、感情などを表す | does not work/Does she work …? |
She is a teacher./彼女は教師です。
She teaches English./彼女は英語を教えます。
She is teaching English now./彼女はいま英語を教えています。
is teachではありません。進行形ではbe動詞+動詞の-ing形という一つのまとまりを作ります。
3 英語の語順を保つ
基本の順番は「主語+動詞+必要な目的語・説明」です。時や場所は後ろへ置くことが多いですが、強調や文脈で移動もします。
I met my friend at the station yesterday.
主語+動詞+目的語+場所+時
She gave me a useful book.
主語+動詞+人+物
This music makes me happy.
主語+動詞+目的語+その説明
日本語の助詞に頼らず、動詞の後ろに何が必要かを一緒に覚えます。meet a person、listen to music、explain something to a personのように、動詞と型を組にします。
4 時制と進行・完了を場面で選ぶ
| 形 | 中心 | 例 |
|---|---|---|
| 現在形 | 習慣・事実・状態 | I work from home. |
| 過去形 | 過去の完結した出来事 | I worked yesterday. |
| be going to/will | 計画・予測・その場の決定など | I am going to work tomorrow. |
| 進行形 | ある時点で進行中 | I am working now. |
| 現在完了 | 過去と現在のつながり | I have worked here for five years. |
日本語訳の「〜する」「〜した」だけで選ばず、いつの出来事か、完結したか、現在とのつながりがあるかを確認します。
5 否定・疑問と文を広げる語
be動詞はbe動詞を動かし、一般動詞はdo/does/didを使います。助動詞があるときは助動詞を使います。
| 肯定 | 否定 | 疑問 |
|---|---|---|
| She is busy. | She is not busy. | Is she busy? |
| She works here. | She does not work here. | Does she work here? |
| She went home. | She did not go home. | Did she go home? |
| She can drive. | She cannot drive. | Can she drive? |
doesやdidが時制・人称を担当するため、後ろの動詞は原形です。Does she worksやDid she wentにはしません。
助動詞・to不定詞・接続詞で文を広げる
I can cook./料理できます。
I want to cook./料理したいです。
I cook because I enjoy it./楽しいので料理します。
I cooked dinner, but I did not eat it./夕食を作りましたが、食べませんでした。
最初から長文を暗記せず、I cookという中心へ「できる」「したい」「理由」「逆接」を一つずつ足します。
一つの基本文を六方向へ変える
基準文をShe studies English.とします。
- 否定:She does not study English.
- 疑問:Does she study English?
- 過去:She studied English yesterday.
- 進行:She is studying English now.
- 助動詞:She can study English online.
- 目的:She studies English to work abroad.
六つを別々の単元として覚えるより、同じ主語と動詞を変形すると違いが見えます。
2週間の復習順
| 日 | 内容 |
|---|---|
| 1〜2日 | 主語と動詞、be動詞と一般動詞 |
| 3〜4日 | 肯定・否定・疑問の変形 |
| 5〜7日 | 現在・過去・未来、進行形 |
| 8〜10日 | 助動詞、to不定詞、動名詞 |
| 11〜12日 | 前置詞、接続詞、比較 |
| 13〜14日 | 五項目を混ぜた短文と聞き取り |
一日20分なら、説明5分、変形問題10分、音読5分にします。間違えた文だけ翌日にもう一度作ります。
復習できたかの基準
- 一文の主語と述語動詞を10秒以内に指せる。
- be動詞文と一般動詞文を否定・疑問へ変えられる。
- 現在・過去・進行・完了の中心的な違いを説明できる。
- does/didの後ろを原形にできる。
- 基本文へ助動詞、目的、理由を一つ足せる。
- 例文を見ず、自分の生活について5文作れる。
よくある失敗
- 文法用語だけを覚え、英文を変形しない。
- 主語を見ず、日本語訳から動詞を選ぶ。
- be動詞と一般動詞を同じ否定・疑問の形にする。
- 時を表す語だけで時制を機械的に決める。
- 一度正解した問題を復習しない。
- 長文へ急ぎ、短文の語順ミスを残す。
診断問題の解答
1 She is not tired. 2 Do they play soccer? 3 He studies English. 4 went、過去形。5 I am cooking dinner now. 6 Did she read the book? 7 能力・可能を表します。8 wantの目的語となり「旅行すること/旅行したい」の内容を作ります。9 主語The movie、動詞was、説明interesting。10 I met my friend at the station.
英語を順番に学び直したい方へ
まずはこの記事の例文と練習を終えてください。基礎文法・語彙・音読・リスニングを順番につなげたいときは、日本語ネイティブ向け英語教材の制作状況を確認できます。
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