
英語をやり直そうと思い、教材を探す。発音、文法、音読、リスニング。候補が増えるほど、何から始めればよいか分からなくなることがあります。最初の教材は、一番内容の多い本ではなく、今つまずいている場所を練習できるものを選ぶのが手がかりです。ここでは三つの短い確認を通して、音とつづりから戻るか、短い英文を使う練習へ進むかを考えます。
確認1:単語を見て音を思い出せるか
cat、sit、shopを声に出してみてください。知っている単語でも、カタカナを経由しないと読めない、母音の違いを説明できない、ということはあります。この場合は文法を増やす前に、文字と音の対応を確認する時間を取ります。catのaとcakeのaは同じ読み方ではありません。短い母音、子音のまとまり、silent eなどを順に見直すと、どこで判断に迷うかが分かります。ただし英語には例外もあり、規則だけで全単語を読めるわけではありません。辞書音声と一緒に確かめます。
確認2:短い文を読んで意味をつかめるか
I study English after dinner. は「私は夕食後に英語を勉強します」。主語はI、動詞はstudy、目的語はEnglish、時間を表す部分はafter dinnerです。意味は分かるのに声が止まるなら、区切りをI study English / after dinner.として読み直します。主語や動詞を見つけるのが難しければ、be動詞と一般動詞の復習から戻るのもよい選択です。読む速さより、文のまとまりを説明できることを目安にします。
確認3:英文を隠して一文作れるか
今の文を見ずに「私は朝食後に英語を勉強します」と言ってみましょう。答えはI study English after breakfast.です。元の文からdinnerをbreakfastに替えるだけですが、読むことと自分で組み立てることは違う作業です。afterの位置で迷ったら、文を見直してもう一度隠します。一度でできなくてもかまいません。「意味が分かる」から「短い文を再現する」へ進むために、音読、書き取り、言い換えを組み合わせます。
0巻が合うのは、読む音に迷う人
第0巻は、英語の音とつづりを学ぶ教材です。全16課・85ページで、短母音、子音のまとまり、母音の組合せ、複数形と過去形の語尾などを扱います。英米音声は16本、合計約90分です。文字を見て音を確かめ、聞いた音をまねる練習へ進みます。単語の読み方で毎回止まる方に向いています。一方、読み方はおおむね分かり、会話文の練習を探している方なら、1巻の内容も確認できます。
1巻が合うのは、英文を使う練習が欲しい人
第1巻は、短い自己紹介から始め、会話、音読、書き取り、読解、作文へつなげる全24課・515ページの教材です。購入者用の英米音声は全24課に対応しています。「読めるのに言えない」「聞いた文を書けない」を自分の練習課題として持つ方の候補になります。
両方を買う前に、一週間だけ試す
初日は単語の音、翌日は短い文の意味、三日目は音読、四日目は文を隠して再現する練習をします。五日目に間違えた場所を見直し、週末にもう一度同じ文へ戻ります。最も止まった場所が、次の学習を選ぶ手がかりです。音が分からないなら0巻、意味が分かる文を使う練習が必要なら1巻。二冊を一度に購入する必要はありません。忙しい日は一文だけでも、どこで止まったかを記録すると翌日の課題が明確になります。
次の練習を探す時間を、学ぶ時間に変える
この記事の練習で、自分のつまずきが見えたでしょうか。次に必要なのは、難しい教材へ急ぐことより、同じ手順を別の例文でも繰り返すことです。独学で毎回「何を読むか」「どの音声を使うか」「答えはどこか」を探すのが負担なら、練習の順番が揃った教材が候補になります。
英語の音とつづり 第0巻は、全16課・85ページ・英米音声16本。1,980円(税込)。PDF教材なので紙の冊子は届きません。音声は購入者用ページで再生し、インターネット接続が必要です。
今使っている教材で同じ練習ができるなら、まずはそれを使ってください。新しく選ぶ場合は、対象レベルと収録内容を確認し、ご自身の悩みに合うかで判断できます。
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