
英単語を見て、毎回読み方を調べている。知っている単語でも、文字だけでは音が思い出せない。その場合は単語数を増やすだけでなく、文字と音の対応を少しずつ確認してみてください。今回はcapとcape、kitとkiteを使い、語末のeが読み方に関わる例を練習します。silent eは英語のつづりを考える一つの手がかりです。例外もあるので、読めそうだと考えた後は辞書の音声で確かめます。
capとcapeの違いを確認する
capは「帽子」、capeは「岬」や「ケープ」です。capのaは一般に/æ/、capeのaは/eɪ/で、最後のeは通常単独では発音しません。aの名前の音に近い/eɪ/へ変わる例として比べられます。カタカナだけで二つを区別しようとせず、辞書音声を一つずつ聞き、口の動きと音の長さ・変化を確かめてください。意味も一緒に覚えると、見た文字だけを機械的に読み上げる練習から、単語として使う練習へ進めます。
kitとkiteを比べる
kitは「道具一式」、kiteは「たこ」です。kitのiは/ɪ/、kiteのiは/aɪ/です。語末のeを足して音が変わる例として見ます。ここでは「短いiをただ長くすればkiteになる」と考えないようにします。/aɪ/は一つの母音を引き伸ばしただけではなく、音が動く二重母音です。見比べる、聞き比べる、まねるの順で確認し、英文へ急がず単語の違いを一度説明できるようにします。
一つの規則で全部は読めない
語末のeがあっても、すべての単語が同じ変化をするわけではありません。haveやgiveは、今回のcapとcapeの対応をそのまま当てはめると誤ります。規則を覚える目的は、辞書を不要にすることではなく、音を予想して確認する手がかりを増やすことです。予想と辞書音声が違ったら、その単語を例外として記録します。「英語は不規則だから無理」と諦める必要も、「この規則なら全部読める」と考える必要もありません。少数の例から範囲を理解します。
3分の確認練習
最初の1分はcap、cape、kit、kiteを辞書音声で確認します。次の1分は単語を見て声に出し、同じ母音を使う二語を比べます。最後の1分は音声を聞いて、二つの候補のどちらかを選びます。文字から音を作る練習と、音から文字を選ぶ練習を両方行うのがポイントです。間違えたら回数だけ増やさず、どちらの母音を取り違えたかを記録します。翌日は順番を変えて試すと、並びを覚えて答えていないかも確認できます。
短い文で使ってみる
I have a cap.は「私は帽子を持っています」、I have a kite.は「私はたこを持っています」です。haveは今回のsilent eの変化に当てはまらない語として、文の中でも確認できます。まず意味をつかみ、次に音声を参考に読み、最後にcapとkiteを入れ替えてください。単語を読めることと、英文のリズムで読めることは別の練習です。一文に進むと難しく感じたら、単語へ戻ってかまいません。短い往復でつまずきを探します。
音とつづりを順番に学びたい場合
silent eだけでなく、短い母音、子音のまとまり、母音の組合せ、語尾の音も順に確認したい場合は、第0巻が候補です。全16課・85ページに英米音声16本、合計約90分が対応し、PDF内のQRコードから購入者用ページへ進めます。この記事で扱った規則も含め、単語から短文へつなげます。文法や会話文を中心に練習したい場合は、第1巻との違いを確認してから選べます。どちらも、今ある教材を使った練習で足りるかを先に確かめてください。
次の練習を探す時間を、学ぶ時間に変える
この記事の練習で、自分のつまずきが見えたでしょうか。次に必要なのは、難しい教材へ急ぐことより、同じ手順を別の例文でも繰り返すことです。独学で毎回「何を読むか」「どの音声を使うか」「答えはどこか」を探すのが負担なら、練習の順番が揃った教材が候補になります。
英語の音とつづり 第0巻は、全16課・85ページ・英米音声16本。1,980円(税込)。PDF教材なので紙の冊子は届きません。音声は購入者用ページで再生し、インターネット接続が必要です。
今使っている教材で同じ練習ができるなら、まずはそれを使ってください。新しく選ぶ場合は、対象レベルと収録内容を確認し、ご自身の悩みに合うかで判断できます。
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発音の確認:Cambridge Dictionary:cap、cape、kit、kite。各項目の英米音声で聞き比べられます。
