
音読しようとしても、何を何回読めばよいか分からない。長い英文を選ぶと意味を調べるだけで終わり、短い英文では物足りなく感じる。そんなときは、量を増やす前に一文を使い切る練習を試してください。ここではI work at a cafe.という短い英文から、意味の確認、音読、再現、言い換えへ進む10分のメニューを紹介します。10分は取り組みやすい目安で、上達を保証する時間ではありません。
最初の2分:意味と区切りを確認する
I work at a cafe. は「私はカフェで働いています」。Iが主語、workが動詞、at a cafeが働く場所です。仕事について尋ねるならWhere do you work?、答えるならI work at a cafe.と組にします。意味があやふやな文を何度も読む前に、誰が何をしているかを確認しましょう。単語一つずつの日本語訳にとどまらず、文全体が使われる場面を一つ思い浮かべます。カフェ勤務ではない方も、ここでは例文として練習できます。
次の3分:音声のあとに一文ずつ読む
教材や辞書の音声を聞き、一文ごとに止めてまねします。最初は速さを合わせる必要はありません。workやcafeなど、意味の中心になる語と、atやaなどの短い語に注意を向けます。英米で母音やrの発音が異なることはありますが、一回の練習ではどちらか一つをモデルに選ぶと比較しやすくなります。音声を流し続けて追いつこうとするより、聞く、止める、読むを分ける方が、自分が止まる場所を確認しやすくなります。
2分:英文を隠して言ってみる
英文を隠し、「私はカフェで働いています」という意味だけを見て話します。I work a cafe.になったら、場所を表すatが抜けています。I am workと混ざったら、一般動詞の文の形を確認します。できなかった箇所を一つだけメモし、正しい文を見てから再び隠します。見ながらなめらかに読めたことと、見ずに作れたことを別々に記録すると、練習の目的がはっきりします。声を出せない場所なら、紙に書く方法でも確認できます。
2分:自分のことに置き換える
働く場所を学校に変えるならI work at a school.です。学生ならI study English.など、自分の生活に合う文に変えます。意味を変えたら、動詞も含めて確認してください。最初は全部を変えず、一か所だけを置き換えるのが目安です。I study English after dinner.からI study English after breakfast.へ変えると、時間表現の練習になります。自分の文を一つ作れたら、それを翌日の最初にもう一度見ずに言います。
最後の1分:明日の課題を一つ残す
今日言えなかった語、抜けた前置詞、迷った語順のうち一つを選びます。「英語ができなかった」ではなく「atが抜けた」と記録してください。翌日はそこだけ確認してから、同じ文を再現します。正しく言えたら少し違う文へ進み、また止まれば前の例文へ戻ります。練習回数の競争にせず、何を見なくても言えるようになったかで進め方を判断します。毎日新しい文へ進む必要はありません。
短い英文から続ける教材の選び方
初心者が音読教材を選ぶなら、意味の確認ができる解答、音声、短文から始まる構成を確認します。英文だけが大量にあっても、使い方が決まらないと練習は続けにくいものです。第1巻では中心会話、語彙、短文音読、書き取り、読解、作文を一つの課でつなげます。週1課など自分のペースで分け、全24課の対応音声を使って取り組めます。まずはこの記事の一文で試し、同じ手順を複数の題材で続けたくなったら教材の構成を確認してください。
次の練習を探す時間を、学ぶ時間に変える
この記事の練習で、自分のつまずきが見えたでしょうか。次に必要なのは、難しい教材へ急ぐことより、同じ手順を別の例文でも繰り返すことです。独学で毎回「何を読むか」「どの音声を使うか」「答えはどこか」を探すのが負担なら、練習の順番が揃った教材が候補になります。
英語音読・書き取りコース 第1巻は、全24課・515ページ。英米音声は全24課に対応しています。2,980円(税込)。PDF教材なので紙の冊子は届きません。音声は購入者用ページで再生し、インターネット接続が必要です。
今使っている教材で同じ練習ができるなら、まずはそれを使ってください。新しく選ぶ場合は、対象レベルと収録内容を確認し、ご自身の悩みに合うかで判断できます。
英語音読・書き取りコース 第1巻の内容・購入条件をnoteで確認する →
