こんにちは、Saranaです。

今回はモンゴルの民族衣装をご紹介したいと思います。

モンゴルの民族衣装

デール・蒙古袍

モンゴルの民族衣装の名称はデールです。中国語では蒙古袍(モングーパオ)と言います。

デールというのは服だけの名称ですが、全体の特徴としては、帽子やネックレスなどの装飾品、丈の長い服ベルトブーツの4つが重要な部分です。女性の頭にある帽子代わりの飾りはメノウや真珠、珊瑚や金銀で作られています。

男性はゆったりとした感じで、女性はすらっとした感じで着ます。

デールに使われる色は、赤・ピンク・黄・紫・紺色など新鮮な色が多いですが、デールを作っているお店に行くと、いろんな色の生地が用意されていますので、自分専用のデールを作りたい場合、相談してみるといいかもしれません。

ちなみに男性は茶、青色などが多いと思います。

形やどんな布を使うかにもよりますが、一着だいたい1万円前後です。

既製品は3千円くらいからありますが、もちろん質はそんなによくありません。

夏は綿や絹の単衣(ひとえ)ですが、春・秋は合わせ、冬は裏地にウールが使われたりして、厳しいモンゴルの冬に耐えられる仕様になっています。

夏用に半袖で丈の短いものもありますが、長袖で丈の長いものが比較的多いです。

冬はもちろん寒さを防ぐためですが、夏は虫に刺されるのを防ぎ、草原の強い紫外線を避けることができるからです。

それから、スカートの部分もフワッとしているので、馬に乗ることにも適しています。チャイナ服(女性用の)では乗れないですよね…。

多くのモンゴルの部族の服が実用的な作りになっていることがよくわかります。

簡単な歴史

原始的な服装は植物の葉を編んで作ったもので、ただ体を隠すだけの役割だったそうですが、それから狩をするようになって獣皮を加工した服を作るようになりました。

ー『蒙古秘史』よりー

他の民族との交流が始まり、特に唐朝・宋朝の時代に大量の布、絹、織物がモンゴルの各地に入りました。

周囲(テュルク族や契丹文化など)の影響で、襟が丸く、丈は長くベルトをし、頭巾をかぶり、靴を履く、牧羊や狩猟にふさわしい服装になり、元の時代に発展し、清の時代に形成されたそうです。

中国では”国家級非物質文化遺産”に登録されています。

デールの種類

※上の絵はイメージです。どの民族がどの服…というのはありません。

モンゴル人(族)と言っても、たくさんの部族がありますので、デールも部族によって違うみたいです。

広大な地域に、自然環境の違い、経済状況、生活習慣の違いからそれぞれのデールの違いになるみたいです。

形の違い、色の違い、装飾品の違い…女性の場合は既婚か未婚かによっても違いがあるようです。

ただ、デールを作るお店に行くと、いろんなデールの写真があって、けっこう要望を聞いてもらえますので、”どこかの地方のデール”ではなく、”自分だけのデール”を作ることができます。

色も形も装飾も注文することができるので、自分のお店を持っている、経験のある人と相談しながら作ってもらいましょう。

模様

デールや帽子、靴、鞄などに入れる刺繍にもいろいろな模様があります。

たとえば…

模様
うずまき模様、雲模様、卍模様、草模様

図案
草花、蝶々、コウモリ

などです。

ちなみに、今でも牧羊している地域に住んでいる女性は母親から刺繍を学んで、比較的時間のある冬に自分でカバンに刺繍したりするそうです。

ウランバートルにはカザフスタン系の刺繍を扱った雑貨屋さんがありますので、機会があれば立ち寄ってみてください。

カワイイ模様を見ているだけでも癒されますよ。

終わりに

デールだけでもたくさんの種類がありますので、お気に入りのものを見つけてくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

Sarana